高知県芸西村出身でプロ野球・埼玉西武ライオンズの公文克彦投手(31)が、4日、現役を引退することを明らかにしました。
プロ野球、パ・リーグの埼玉西武ライオンズは、4日、公文投手を含む14人の選手と、来シーズンの契約を結ばないことを発表しました。
芸西村出身の公文投手は、2007年に高知高校へ進学後、本格派サウスポーとして活躍。2年時の2008年と、3年時の2009年には、エースとしてチームを夏の甲子園出場に導きました。高校卒業後は社会人野球の大阪ガスに進み、2011年の都市対抗野球にNTT西日本の補強選手として出場するなど実力を付けました。そして、2012年のドラフト会議で読売ジャイアンツから4位で指名され、プロ野球選手となりました。
巨人では在籍4年間で1軍15試合の登板に終わったものの、2016年オフにトレードで日本ハムファイターズに移籍すると、左の中継ぎとして1年目から41試合に登板するなど活躍。2019年には自己最多の61試合に登板しました。2021年途中にトレードで埼玉西武ライオンズに移籍後、昨シーズンまでは防御率0点台をマークしていましたが、今シーズンは7試合の登板で1勝1敗・防御率9.64の成績にとどまっていました。
公文投手は球団を通じて「2021年途中からライオンズに加入して以来、けがが多くて思うように投げられなかったことは本当に心残りですし、悔しいです。チームにもファンにも申し訳なく思っています。満足に登板できない中でも、応援してくれたライオンズファンの皆さまには心から感謝したいです。今シーズンで現役を引退します」とコメントしています。
■公文克彦投手 プロ通算成績(1軍)
プロ通算11年 252試合登板 8勝 3敗 2セーブ 49ホールド 防御率3.45














