「万博おばさん」の愛称で親しまれている愛知県瀬戸市の女性が再来年の大阪・関西万博をさらに盛り上げようと自らがPR大使の役割を担い支えていきたいとの要望を万博担当大臣に直接申し入れました。

16日、岡田直樹・万博担当大臣を訪ねたのは2005年の愛知万博に毎日欠かさず通い続け「万博おばさん」として当時話題となった瀬戸市の山田外美代さん(74)です。
山田さんは2010年の上海万博でも毎日入園し続けたほか2017年のカザフスタン・アスタナ万博では大使を務めるなど万博への思い入れは強く、再来年の大阪・関西万博に自分が力になれたらとの思いから、岡田大臣と面会。

その上で山田さんは万博の気運が中々高まっていないとし、自分たちのシルバー世代が子や孫の世代を誘い出して万博を盛り上げることが大切で、そのためにも自分がPR大使として万博の魅力を発信するサポート役を担いたいと岡田大臣に申し入れました。
これに対し、岡田大臣は「万博のムードが全国で高まることが必要で山田さんのようなこうしたサポートは非常にありがたい」と感謝を述べました。

その上で岡田大臣は山田さんに何らかの役職を委ねることについては明言しませんでしたが、万博の成功をめざし山田さんと今後さらに連携を深めていきたいと話しているということです。山田さんは、今後の万博開催にむけてすでに、会場近くで入居先を見つけたとし、岡田大臣からの回答に期待を膨らませています。
(山田外美代さん)
「毎日行けるようなパスポートをいただいて、物見遊山に行くんではなく、わからない人に案内したり皆さんがあまり行かないパビリオンご案内したりして世界を知っていただく役をさせていただいたら嬉しい。」
