高知市の小学生が“いちから”自分たちの手で育てた稲の収穫を行いました。子どもたちは作物を作ることの大変さと喜びを身をもって感じたようです。

稲刈りをしたのは高知市の介良小学校の5年生や高知ファイティングドッグスの選手らおよそ70人です。介良小学校では、作物を作ることがいかに大変か身をもって体験することで、地元で作られた食べ物へのありがたみを感じるとともに地域の人たちと触れ合ってもらおうと稲作体験学習を行っています。

4日に収穫したのは子どもたちが今年5月にもみをまき、6月に田植えをした稲で、“いちから”自分たちの手で作りあげてきました。子どもたちは硬い稲に苦戦しながらも、地域の人たちと協力しながらうれしそうに稲を刈っていました。

「きれいにきれるのがたのしい!慣れてきた!」
「自分たちで植えたものがこんなに成長したからすごいなって思った。食べるのが楽しみ」
「稲が固くて切るのが難しかった」
「最初稲刈りするのが難しかったけど教えてもらって、みんなと一緒にできたのが楽しかった。みんなが美味しく(食べて)笑顔になってほしいです」

稲刈りの後、刈り取った“もみ”を見た子どもたちからは拍手が起きていました。収穫した米は3学期の給食に出されるほか、お世話になった地域の人たちを招待し、「おにぎりパーティー」を開く予定だということです。