バレーボールのネーションズリーグ、男子の第2週、フィリピンラウンドが今日、21日からスタートする。今夜8時のアルゼンチン戦に挑む日本代表(世界ランク10位)は午前練習を行い、急遽招集されたセッター大宅真樹(27)や高梨健太(25)らと共に汗を流した。

日本代表はフィリピンに入国後、15日のPCR検査でスタッフ4人と選手6人が新型コロナの陽性診断を受けていた。大会が定める5日間の隔離措置を終え、健康状態に問題がないと診断された選手は、21日からの試合に出場することを認められている。

合流した高梨選手

大宅、高梨がフィリピンラウンドから合流した日本は第1週を終え3勝1敗、16チーム中、2位と絶好調だ。初となる決勝ラウンド進出が期待されているが今日から世界ランキングが上位チーム(アルゼンチン7位、イタリア5位、フランス4位、スロベニア8位)との対戦が続き、厳しい戦いとなる。

練習後にキャプテン石川祐希(26)は「僕自身コンディションは悪く無いですし、チームとしても色々問題はありましたけど、整ってると思います。セッターの大宅選手が新しく、合流したので、コンビの確認とか、高梨選手は去年からやっていますし、ネーションズリーグが始まる前の合宿では一緒に参加していたので、本当に最終確認をするだけの練習でした」とチームの状況を話した。
 
現在、得点ランキング3位の西田有志(22)は「僕たちは試合をするだけなんで、まあそこにしっかりフォーカスして今日まではしっかり準備はできてるかなっていうふうには思います」と今夜のアルゼンチン戦に向け、意気込んでいる。

合流した大宅選手

フィリピンラウンドからの参加となる高梨は「Bチームの国内合宿に参加していたので、コンディション的に練習もしていましたし、そこは問題ないと思います。僕の持ち味であるスパイクだったり攻撃面というところを最大限に生かして、少しでもチームに貢献して、1勝でも多く勝って世界ランキングを上げれるように頑張りたいです」と昨年の東京五輪メンバーが、力強く語った。さらに大宅も「チームに勢いをつけるために僕自身がしっかりとボールに食らいついて、しつこいプレーをしてチームに勢いつけれたらなと思っています」と語った。