須坂市で小学生が明治時代の雰囲気を感じながら地域の歴史や生活を学びました。

【授業開始の鐘】:
「良い子の皆さん集まってください。授業を始めたいと思います」

音楽の授業が行われたのは、明治時代の教室。

ピアノではなく、「足踏みオルガン」に合わせて合唱します。

体験授業が行われたのは、須坂市にある豊丘(とよおか)小学校の前身・旧園里(そのさと)学校。

1883年・明治16年に建てられた当時の教室などが復元されています。

3日は、豊丘小学校の3年生から6年生までの12人が地域の歴史を学びました。

さらに、児童たちは郷土食も初体験。

おいしそうにほおばっているのは、具沢山の味噌煮込みうどんのような「ぶちこみ」と、丸ナスが入った「ほうろくおやき」です。

男子児童:
「家では食べられない味がしたから、すごくおいしかった」

今回の体験授業は、豊丘小の開校150周年を記念して地元の保存会が企画しました。

園里郷土資料保存の会 小林道男会長:
「(当時の物などを)つくることは出来ないから、あったぞということを知ってもらい残していくという。生まれ育った郷土に自信を持って大きくなってほしい」

女子児童:
「今まですごくいろんなことがあって今の豊丘があるんだと思った」
男子児童:
「きっちりした生活をしている。昔も昔なりの工夫で楽しく暮らしていたのでいいなと思った」

児童たちは、見て、触れて、食べてと五感を使って、昔ながらの雰囲気を味わっていました。