3日、相次ぐ特殊詐欺被害を受け、富山県警が新たに発足させたプロジェクトチームの初会議が開かれました。

富山県警に新たに発足した「特殊詐欺等プロジェクトチーム」は、刑事部のほか、これまで特殊詐欺などを取り扱っていなかった部署も含めた45人で構成されています。

県警本部ではきょう、1回目の会議が開かれ、富山県内の特殊詐欺被害の状況や対策について意見交換が行われました。県内でことし確認された被害は先月末時点で260件、被害額はおよそ8億円にのぼり、去年と比べ被害が倍増しています。

チームでは新たな取り組みとして、メールやSNSを利用した詐欺について、県警から犯人側に対してメッセージを送信するなどして犯人側の銀行口座を把握し、即座に凍結する対策を進めていくとしています。

会議は毎週開かれる予定です。