デジタル化が進む中、ICT教育を充実させようと、高知市の高校生や教員が大学の教授から、情報技術の専門的な知識などについて学びました。

「今我々が想像できないようなことが、来年、再来年には起きてるんじゃないか」

AIに関するこれからの技術など、デジタル社会について学ぶ生徒たち。授業をしているのは、高校教員ではなく、大学の教授です。

高知工科大学と高知県教育委員会は、昨年度、デジタル教育の連携に関する協定を結び、工科大の教授らが、高知追手前高校で講義を行っています。

大学の高度なデジタル教育を高校に提供することで、教員のICT指導力向上や、デジタル社会で活躍できるような人材を育成することがねらいです。

講義のあと、生徒たちはグループに分かれ、ショッピングサイトの見やすさなど、情報のデザインについて積極的に意見を出し合いました。

「人気商品ランキングっていうのがあって、どの商品が人気かって一目でわかるのがそっち」

授業を通して、情報の伝え方などを詳しく学んだ生徒たち。将来についても考えるきっかけになったようです。

(生徒)
「これから『情報』は、僕の進学にも関わってくるので、きょうのことをしっかり頭に入れて、これからも勉強に取り組んでいきたい」

(授業を見学した高校教員)
「これからの子どもたちにとって、デジタルは切っても切れないものだと思うので、正しい見極め方、使い方を具体的に学校でも伝えていきたい」

講義の内容は録画され、県内の他の高校でも活用されることになっています。