感染者数 去年の3倍以上に

「はやり目」は、新型コロナウイルスやインフルエンザなどと同じ5類感染症に分類され、非常に感染力が強いことで知られています。

今年は特に多く、全国1医療機関あたりの感染者数を見ると、1月から常に2022年を上回り、9月には去年の3倍以上に膨れ上がっています。

東京都感染症情報センターの都内流行マップでは、八王子市・世田谷区が多く、次いで渋谷区・文京区・葛飾区が多くなっています。

家族全員が感染のケースも 

その感染力の強さから、家族全員に感染したケースもあります。

家族全員が「はやり目」になったというあるご家庭では、最初にかかったのは3歳の長男。
39℃の発熱があり、目ヤニで目が開かず、目を押さえながら痛がっていたそうです。
5日後には父親に「目のかすみ、見えにくい」などの症状が。
その3日後には5歳の長女が、その後母親も発症してしまいました。
タオルは家族で分け、枕カバーや布団カバーも朝すぐに洗濯するなど感染対策をしていましたが、家庭内での対策の限界を感じたといいます。

別のご家庭でも、1歳と4歳の子どもを含む家族4人が感染。
保育園を9日ほど休まなければならなかったため、仕事の調整が大変だったといいます。