アメリカ東部フィラデルフィアで100人もの若者がアップルストアなどの小売店に押し入り、商品を略奪しました。アメリカでは、こうした略奪行為が大都市に広がっています。
店から次々と飛び出してくる若者と、止めようとする警察官。
ペンシルベニア州フィラデルフィアで26日夜、およそ100人の若者が中心部のショッピングセンターなど数十の店舗に押し入り、次々と商品を略奪しました。
多くの酒店も襲撃されました。瓶を抱えて出てくる若者を止める人の姿は、もはやありません。
地元警察は、これまでに52人を逮捕したと発表。
襲撃の直前には、警察官が黒人男性を射殺したことに抗議するデモが行われていましたが・・・
地元警察 担当者
「抗議デモとは何の関係もない、犯罪者集団がデモに便乗しただけだ」
ソーシャルメディアの呼びかけに応じた組織的な犯行だとみて捜査しています。
フィラデルフィアの住民
「あまりにも頻繁に起きていて、本当にひどい」
こうした略奪行為は全米の大都市に広がっていて、盗難や万引きなどによる小売店の被害額は、去年、14兆円に上りました。
背景には急激なインフレによる生活苦や、コロナ禍を経てインターネットでの転売が容易になったことなどもあるとみられます。
全米で大型スーパーを展開する「ターゲット」は、「組織的な犯罪により、スタッフと客の安全が脅かされている」などとして、4つの州の9店舗を閉鎖すると発表、人々の生活にも深刻な影響が出ています。
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