1000メートル以下の“低山”でも遭難相次ぐ

やってきたのは、豊根村にある標高1358メートルの「萩太郎山」。冬にはゲレンデになるコースを撮影しながら登っていきます。愛知県内の山は多くが標高1000メートル以下のいわゆる“低山”ですが、遭難事故は毎年起きていて、去年は37件に上ります。

設楽警察署管内でもことし4月、標高900メートル台の「離山」に登っていた63歳の男性が滑落したとみられ、死亡しています。標高が低く、気軽に登れる低山でも、きちんとした登山の準備がなければ命に危険が及ぶのです。

登ること、およそ20分で。

(さばいどる かほなんさん)
「萩太郎山登頂です!」

動画のエンディングには、マネキンの「山尾のぼる」くんを背負いながら登った署長も出演。

(さばいどる かほなんさん)
「自分が登山をして分かってきたことや培ったスキル、持っている道具をちゃんと見せることは意識した。背景をきれいなところで撮ったり、色んなことを考えて撮ったので、きれいな動画になっていると思います」

そして28日は、そのコラボ動画のお披露目式!多くの報道陣が詰めかけました。

(さばいどる かほなんさん)
「行ってみたいなという気持ちになれるような動画を作った。涼しくなったり、紅葉が始まったりして、秋の登山はすごく楽しいものなので、今回の動画を見て気をつけることを頭に入れて、秋の登山を楽しんでもらいたい」

(設楽警察署 吉見文吾署長)
「今回の動画を一人でも多くの人に見てもらい、山岳遭難を1件でも減らしたい」

今回のコラボ動画は愛知県警の公式YouTubeで公開されています。