新潟大学農学部が開発したコシヒカリの品種「NU1号」の名称が『新大コシヒカリ』となりました。

NU1号の名称『新大コシヒカリ』は、一般公募で集まった2506件の中から決まったもので、NU1号の開発者である新潟大学農学部の三ツ井敏明教授と牛木辰男学長が28日に新潟市で行われた記者会見で発表したものです。

この新コシヒカリ・『新大コシヒカリ』は、従来のコシヒカリと同じ食味を持ちつつ、より暑さに強い品種であることが特徴です。

新潟県で著名なおいしいお米・ブランド米として知られる「コシヒカリ」ですが、夏の気温が異常に高くなった場合には正常に育ちにくく、大きく収量を減らす場合もあります。

そこで新潟大学農学部の三ツ井教授らは、おいしさや特徴はそのままに“暑さに強い”コシヒカリの開発を続け、2020年から新潟県刈羽村で実証実験を続けていました。

今年9月に収穫した「NU1号」は昨年よりも1割程度収量が多かったということで、まさに“猛暑に強くて逞しい”コシヒカリといえそうです。