「誰か1人声を出していれば…」
(Q:医療ミスによる医療事故なのか?)
「調査委員会では法的判断に踏み込んではいない。過失性、過誤感の判断は責任主体である愛西市が今後判断することではないか」

その愛西市の日永貴章市長は、事故調査委員会としての結論を受けて…。
(愛西市 日永貴章市長)
「(Q:市は医療ミスによる医療事故だと判断するのか?)現時点では私が報告書を受け取ったので、私自身はそのような判断をしかねる」
今回の事案が医療ミスによる医療事故かどうか明言せず、今後、市として結論を出す方針を示しています。
一方、現場での医師の対応について、当初は「適切だった」との認識を示していましたが…
(愛西市 日永貴章市長)
「(報告書を)真摯に受け止めなければならない」
こう話したうえで「市の代表として責任を感じている」と述べました。

事故調査委員会や市長の会見を聞いた英治さんは自宅に戻ると…。
(飯岡英治さん)
「やっと綾ちゃんが間違ってなかったってことが…、わかったよ」
綾乃さんに調査結果を報告しました。
(飯岡英治さん)
「何回か助けられたであろう場面があった。誰か1人声を出していれば…とか、何で間違えるんだ…とか。説明は聞いたけれど、彼女が戻ってくるわけではない」
愛西市の対応については…。
(飯岡英治さん)
「謝罪しないということは悪いと思っていないということ。そこまで腐っていないと思いたいので、愛西市の対応を待ちたい」
夫の英治さんは今後の市の対応次第では弁護士と相談し、民事訴訟も検討するということです。