「見せる」ことにこだわるワケ
ところで、あらためてにはなりますが、かかしの本来の目的は、稲穂を鳥たちから守ること。ではなぜ、そこまで見せることにこだわるのでしょうか?
岡田さん
「一番はやっぱり、伝承ですね。かかしそのものを途絶えさせたくないので。子どもたちは“かかし”そのものにはあんまり興味がないんだろうと思いますけど、こうやっていろんな形になるとやっぱり興味のある対象になると思います」
小学生
「かかしは人間と一緒でオシャレがしたい!」
別の小学生
「とてもリアルだし、みんな見て『これは何々だ』ってすぐにわかるから、普通のかかしよりも面白くて、見に来る人がいる」
かかしを作った小学生
「なんか作ってみたいなと思って。いろんな人が見てくれて嬉しなと思いました」
地域への思いを次世代へ

岡田さん
「出来れば、町おこしのひとつとしてアイデンティティが高くなっていって一つの祭りになってほしいなと思ってます」
今どきの「かかし」は稲穂を見守るだけではなく次の世代へと残したい、古き良き原風景の「あかし」としても、活動しているようです。














