イギリスのロンドン近郊にあるガトウィック空港で、管制官の3割が新型コロナウイルスに感染して人員が不足し、およそ160便が欠航することになりました。

ガトウィック空港によりますと、管制官のうちおよそ3割が新型コロナウイルスに感染するなどして体調を崩し、勤務することができなくなったということです。

このため、空港は10月1日まで発着便の数を1日あたり800便に制限し、あわせて164便の欠航を決めました。空港は25日、声明を出して謝罪し、「難しい決断だったが、航空会社は信頼できる運航を行い、乗客が出発する直前に欠航便が出る事態に直面することはなくなるだろう」と説明しています。

ガトウィック空港はヨーロッパ各国と結ぶ格安航空会社の便が多く、イギリスで2番目に利用者が多い空港です。

イギリス政府によりますと、新型コロナの感染者数はロンドンがあるイングランドでは7月には1日あたり200人程度まで減っていましたが、9月には連日1000人を超えるようになっています。