高知県南国市の県警察学校で卒業式が行われました。半年間の厳しい訓練を終えた新人警察官はそれぞれの配属先で交番勤務などを通して、実務経験を積みます。

卒業したのは4年制大学を卒業し、今年4月、警察学校に入校した18人の新人警察官です。卒業生は半年間、仲間たちと切磋琢磨しながら基礎となる知識や体力を身に付けてきました。式では卒業証書が手渡された後、配属先となる警察署が発表されました。

県警の高清水善弘(たかしみず・よしひろ)本部長は「県民のために“強く優しい警察”の体現を期待している」と訓示しました。この後、卒業生を代表し、田村真哉(たむらしんや)巡査が力強く答辞を述べました。

(南国警察署 田村真哉 巡査)
「時に意見がぶつかり合いながらも互いを認め合える仲間ができたことはこの先長く険しい警察人生において心の支えになると確信している」

卒業生はそれぞれの配属先で交番勤務などを通して、実務経験を積みます。

(高知南警察署 西原陸歩 巡査)
「ここで学んだ剣道を活かして犯人逮捕をしていきたい。地域に寄り添って地域の方から信頼される愛されるような警察官になりたい」

(高知警察署 西森妙 巡査)
「日々学んだことを実務に活かせるように、現場で新しいことをいろいろ見ると思うが、それらを積極的に取り組んで一人前の警察官として県民の皆様の期待に応えて信頼されるような警察官になるよう頑張る」

卒業生らは職場実習生として4か月間、警察署で勤務した後、再び警察学校でより実務的な訓練を積み、一人前の警察官を目指します。