青森県内スーパーでも流通

「吉田屋」が製造した弁当は青森県内のスーパーでも流通・販売がされていたことがわかりました。

食中毒が発生した「吉田屋」の弁当が販売されたのは青森県内で41店舗を展開している「マエダ」です。マエダによりますと、9月16日(土)と9月17日(日)に全店で開催した「全国有名駅弁大会」で吉田屋が製造した「函館海鮮ウニのわっぱめし(1458円)」が販売され、このうちの一部で品質不良があったということです。購入した客に対しては返金するとしていて、各店舗のサービスカウンターで対応するということです。マエダは「ご購入いただいたお客様につきましては、多大なご心配とご迷惑おかけしましたことを深くお詫び申し上げます。」とコメントしています。青森県内の患者は23日の時点の1人から増えて、25日時点で5人となっています。

吉田屋の弁当を巡っては、八戸市保健所が23日に、食中毒患者の便と吉田屋が製造した未開封の弁当から「黄色ブドウ球菌」や「セレウス菌」が検出されたことなどから、店の弁当が原因の「食中毒」と断定。食品衛生上の危害を除去するまでの期間を予測することができないことから9月23日(土)から原因の究明と再発防止の措置が取られるまでの間、吉田屋の営業の全部について禁止を命じ『営業禁止処分』としました。なお「吉田屋」に関しましては17日より営業を自粛しています。

営業禁止処分を受け、吉田屋の吉田広城社長は23日に「今回の事態に至ったのは、ひとえに当社の責任でございます。関係者と協力をして、謝罪と被害の弁償に尽力して参ります。」とコメントし、今後、再発防止策などについて会見を開くとしています。

吉田屋・吉田広城社長の23日のコメント(吉田屋のHPより)
吉田屋・吉田広城社長の23日のコメント(吉田屋のHPより)