ワクチンは「組み換えタンパクワクチン」と呼ばれるタイプのワクチンで、RSウイルスによる感染症を予防。治験では、ワクチンを接種した人の94・1%が重症化が低減し、全体的なワクチンの有効性は82・6%と、重症化予防や発症予防が期待されています。
一方、副反応は、注射部位の痛みや疲労、筋肉痛、頭痛が多く見られたとのことです。
グラクソ・スミスクラインによりますと、国内の60歳以上における1年間の入院者数は約6万3000人。また、そのうちのおよそ4000人が死亡していると推定されるということです。
ところで、こうした重症化リスクが高い高齢者は、RSウイルスワクチン以外にも、現在様々なワクチン接種が必要となっています。
新型コロナワクチンはもちろん、最近は帯状疱疹ワクチンを接種する人も増加しているといいます。

帯状疱疹の原因は、子どもの頃にかかった水ぼうそうが治った後も体内に潜伏しているウイルスです。ストレスや疲れ、免疫力の低下などにより、ウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症。高齢になるほど発症しやすい傾向があるといいます。
この他にも秋冬に向けてはインフルエンザワクチン、さらには肺炎球菌ワクチンなどもありますが、これら全てのワクチンを接種すべきなのでしょうか。
また、仮に複数のワクチンを接種しても、体は大丈夫なのでしょうか。