最近、書店に立ち寄る機会が減ったという人もいるのではないでしょうか?“読書の秋”を前に「本との出会い」を増やそうと新たな書店が登場しています。
記者
「都内にある地下鉄の駅構内に新しい書店ができました。ただ、店の中には店員の姿がどこにもありません」
きょう、公開されたのは完全に無人で営業する“駅ナカ”書店です。
入店するにはまず、LINEを使って会員登録。発行された会員証を入り口の読み取り機にかざすとドアが開く仕組みになっています。支払いはキャッシュレスのみ。従業員は必要ありません。
人件費を浮かすことで賃料が高い“駅ナカ”への出店を実現させた、この書店。
日販出版販売 マーケティング推進部開発課 南光太郎係長
「人通りの多い場所で書店をつくっていかないと、本当にリアルな場所で“お客さんと本のタッチポイント”が無くなる」
危惧していたのは、「本との出会い」が失われることでした。
50代
「ぱらぱらと見て本を買うというのが昔はあったが、最近は少ない」
全国の書店の数はこの20年近く、減り続けています。ことし3月末時点での店舗数は1万1500店舗で、2004年に比べて6割以下にまで減少しました。
大きな原因は電子書籍やインターネット通販の普及で、実際の書店で本を買う人が大幅に減っているのです。
さらに、地方では人手不足も深刻で、多くの店舗が閉店に追い込まれているのです。
ただ、逆風の中、あえて24時間営業に踏み切る書店もあります。
記者
「午後9時半です。多くの本屋では閉店の時間を迎えていますが、こちらの店舗ではお客さんが買い物をしています」
都内にあるこちらの書店。もともとは午後9時で営業を終えていました。
しかし、売り上げの拡大を狙い、8月から「無人での」24時間営業を始めました。
出勤前や仕事終わりの買い物需要を取り込んだことで、売り上げは好調。利用者の評判も上々です。
利用客
「仕事上、空いてるのが夜なので」
書店の無人営業システムを展開するトーハンでは、今後は地方にも導入したい考えです。
トーハン 端野雅之 社長室室長代理
「書店がない自治体も年々増えている状況もあります。これ以上、町の本屋さんがなくならないように」
「無人営業」という新たな取り組み。町の書店の生き残りのカギとなるかもしれません。
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