青森県八戸市の吉田屋が製造した弁当を食べて全国で体調不良を訴えている人が相次いでいる問題で市は、原因を食中毒と断定し営業禁止処分を下しました。
八戸市保健所・工藤雅庸所長
「発症者に共通する食事が当該施設の弁当に限られること、医師から食中毒の届け出があったこと。以上の事から、当該施設の弁当を原因とする食中毒と断定し、本日行政処分を行いました」
八戸市保健所は、これまでの調査で患者の便と吉田屋が製造した未開封の弁当から黄色ブドウ球菌やセレウス菌が検出されたことなどから、店の弁当が原因の食中毒と断定しました。これに伴い、23日から原因の究明と再発防止の措置が取られるまで、吉田屋を営業禁止処分としました。
これまでに吉田屋の弁当は33都道府県で約2万2000個が流通していて、9月15日と16日に製造された弁当を食べた10歳未満から90代までの300人以上が体調不良を訴えています。営業禁止処分を受け、吉田屋の吉田広城社長は「今回の事態に至ったのは、ひとえに当社の責任でございます。関係者と協力をして、謝罪と被害の弁償に尽力して参ります。」とコメントし、今後、再発防止策などについて会見を開くとしています。














