雨漏りや瓦の工事契約をめぐって、去年とおととし実際には可能なクーリングオフができないかのように不実な告知をしたとして大分市のエヌケージーと野田建工が15か月の業務停止命令を受けました。

消費者庁によりますとおととし6月、屋根瓦の吹き替えや外壁塗装などをしているエヌケージーの従業員2人が消費者の自宅を訪れて工事について勧誘し契約書を交わしました。

その後、消費者側から契約を解除する申し出があり、実際には可能にもかかわらず訪問販売ではないなどとクーリングオフができないかのような不実の告知をしました。また、去年4月にも別の消費者との工事契約をめぐっても同様の行為がありました。

消費者庁は一連の行為に悪質性があるなどとして事業を連携している野田建工とともに訪問販売に関する業務の一部について、特定商取引法の規定に基づき22日から15か月間業務停止命令を出しました。