岡山県は「見つけても絶対触らないように」と注意を呼びかけています。岡山県の北部で猛毒キノコの「カエンタケ」の発生が確認されました。


岡山県真庭市蒜山の自然公園で、今週発生しているのが見つかった「カエンタケ」です。毒性が非常に強く、触れると皮膚炎を起こし、誤って食べると死に至るおそれもあるといいます。

枯れたコナラや、ミズナラの根元の周辺に発生するカエンタケ。
ナラ枯れ(虫が媒介する菌により、ブナ科の広葉樹が枯れる現象)が拡がりはじめた数年前から、岡山県北で確認されるようになりました。

この公園でも2019年に初めて確認され、以来、毎年秋に生えてくるようになったといいます。

(津黒いきものふれあいの里 雪江祥貴さん)
「色が真っ赤で目立つキノコです。いろんな形をしているので、珍しいなと触りたくなるかもしれませんが、触るだけでも手に炎症が起きたりする毒性の強いキノコです」

秋の行楽シーズン、自然公園などに自生している可能性のあるカエンタケ。岡山県は「見つけても絶対触らないように」と注意を呼びかけています。
岡山県によりますと、ナラ枯れはここ数年県南部にも拡がっていて、現在確認されてはいないが県南部でもカエンタケが発生する可能性は高いということです。