アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は2会合ぶりに利上げを見送りました。一方で、来年も高い金利を続ける新たな想定を示しました。

アメリカのFRBは2会合ぶりに利上げを見送り、年5.5%を上限とする政策金利を維持しました。同時に今後の政策金利の見通しも公表し、年内にあと1回、利上げする可能性を残しました。ガソリンが大きく値上がりするなど、物価が高止まりするリスクがくすぶっているためです。

FRB パウエル議長
「物価上昇率を目標の2%に戻すためには、まだ長い道のりがある」

大きく変更したのは来年の政策金利の見通しです。これまでは、来年2024年の間に1%の利下げをすると想定していましたが、0.5%の利下げにとどめ、高い金利を長く続ける想定に改めました。

去年3月から異例のピッチで利上げをはじめたFRB。インフレとの戦いは1年半が過ぎました。しかし、インフレの終息はなお見通せず、来年も厳しい政策運営を強いられそうです。