山口県宇部市のときわ動物園で、この1年間で死んだ動物たちの慰霊祭がありました。

きょうからの動物愛護週間に合わせて、ときわ動物園が開いたものです。
近くの幼稚園の園児や飼育員などおよそ30人が参列し、花束を供え別れのあいさつをしました。

大学院乳児園の園児「天国でいつまでも仲良く、楽しく、幸せに暮らしてください」

去年9月からの1年間でときわ動物園では、病気などによりエリマキキツネザルやモモイロペリカンなど11種24匹が死にました。

ときわ動物園・多々良成紀園長「生きてる間に私たちにいろんなことを教えてくれた、学ばせてくれた。ほんとにありがとう、ご苦労様でした、安らかにお眠りくださいという気持ちでいっぱい」

このあと参列者が献花して動物の霊を慰めました。

一方、去っていく仲間もいればやってくる仲間もいます。

広島県福山市の蓮池公園から譲り受けたコブハクチョウ2羽が、先月、ときわ公園に仲間入りしました。

ときわ公園では2011年鳥インフルエンザが検出され、ハクチョウを含む338羽を殺処分しています。
2羽はそれ以前に蓮池公園に譲り渡していたハクチョウの子孫にあたります。
新たなハクチョウの受け入れは4年ぶりです。

ときわ動物園・坂口孝士飼育員「(広島県)福山市でも大変皆さんに親しまれていたコブハクチョウ2羽ですので、ときわ動物園の仲間になって、ときわ公園でも宇部市の皆さんに親しまれて可愛がってもらえたらなと思います」

新しいハクチョウの仲間入リで、ときわ公園のハクチョウはコブハクチョウ6羽、コクチョウ1羽の7羽となります。