アメリカ議会上院で議場でのドレスコードが緩和され、男性議員はスーツやネクタイの着用が不要になりました。パーカーやショートパンツなどの着用も認められます。

アメリカメディアによりますと、これまで、議会上院でのドレスコードは慣例として「ビジネス向け」とされ、男性議員であればスーツやジャケット、ネクタイの着用が求められてきました。

これについて、上院で多数を占める民主党のトップ、シューマー院内総務は18日に議会の守衛に対して「服装のチェックは不要だ」と通達したということです。

シューマー氏は「上院議員は議場で何を着るか選ぶことができる。私はスーツの着用を続ける」とコメントしています。

民主党の上院議員では、去年、当選したフェッターマン氏がパーカーやショートパンツなどラフな服装をトレードマークにしていて、今回、ドレスコードを緩和する後押しになったとみられています。

一方で議会職員や議員のスタッフはこれまで通りビジネス向けの服装の着用が求められるということです。

また、共和党が多数を占める議会下院でも、これまで通りビジネス向けの服装が求められます。