ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアによる軍事侵攻への対応で「団結しなければならない」と呼び掛けました。
記者
「ゼレンスキー大統領が国連総会の演壇に立ちます。193か国が加盟する国連を舞台に、支援拡大に向けて訴えかけます」
ゼレンスキー氏は国連総会の一般討論演説にロシアによる侵攻以降初めて対面で臨み、ロシアが食料やエネルギー、原発を武器に変えて脅していると非難し、結束して対応することを求めました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「戦争犯罪は処罰されなければなりません。追放された人々は故郷に戻らなければならない。それを成し遂げるために、私たちは団結しなければなりません」
去年のビデオ演説の際に比べると空席が目立ちましたが、ゼレンスキー氏は「団結しなくてはならない」と何度も繰り返し、ロシア寄りや中立的な立場をとる国なども念頭に、協調して対応することの必要性を訴えた形です。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「(Q.初日はいかがでしたか?)初日は良かった。充実した日でした」
20日には安全保障理事会の首脳級公開討論に臨む予定です。
同じく、一般討論演説に臨んだアメリカのバイデン大統領は、ウクライナとの連帯を強調しました。
アメリカ バイデン大統領
「アメリカは同盟国やパートナーとともに、ウクライナの主権と領土保全、そして自由を守る勇敢な人々と団結し続ける」
バイデン大統領はロシアによる侵攻を「違法な征服戦争だ」などと改めて非難するとともに、「この侵略に団結して立ち向かい、将来の侵略を抑止しなくてはならない」と強調しました。
一方、ロシア寄りの発言をしていたこともあるブラジルのルラ大統領は、次のように訴えました。
ブラジル ルラ大統領
「対話を基礎にしなければ和平は長続きしない」
ウクライナとロシア、双方が参加できる和平交渉の場を設ける必要があると強調。「開発より軍備に多く投資している」と、ウクライナへの軍事支援を続ける欧米諸国を暗に批判しました。
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