「待合室に入る手前、駅の構内にタイムカプセルがあるのに気づく。これは何年前のものだろう。仙三の目にはしかし、この駅自体がタイムカプセルであるかのように見える…」
待合室にいる学生や駅舎を見て懐かしむ仙三は、駅を出て故郷を歩くことに―。
参加者は、主人公になり切って冒険を楽しみ、さまざまな答えを導き出しながら、物語を進めていきます。

この“冒険の書”を作ったのは、芸術家集団『orangcosong』を主宰する藤原ちからさんと住吉山実里さん夫妻。
冒険の書を実際に手に取って、上越妙高地域の新発見を楽しんでほしいと藤原さんは話します。
【オランコソン 藤原ちからさん】
「新潟は、それぞれの都市や街がそれぞれの特徴を持っていて、本当に面白いと思う。たぶん上越妙高に来たことない人もいると思うので、是非この機会に『妙高はねうまライン』に乗って、演劇クエストをプレイしてみてください」

18日は新潟県内外から12人の冒険者たちが集い、作者の2人を囲んでお互いの発見や感想を共有し、交流を深めていました。
「すごい大冒険でした。今までも街を見てたけど、どういうところか知らなかったから、また新しい街を知れたみたいで楽しかったです」
演劇クエスト『はねうまのマレビト』は、えちごトキめき鉄道妙高・はねうまラインの有人駅などで、3000部が無料で配布されます。