福島県内の100歳以上の方の数は毎年増加していて、2016年に初めて1000人を超え、今年は過去最高の1624人となりました。「人生100年時代」と言いますが、ただ増えているわけではなく、驚くほど若々しい方もいます。100歳になっても現役で働く「ビューティーアドバイザー」を訪ね、その健康長寿の秘訣を探ってきました。

堀野智子さん「(メイクをすると)ピンとするの。だらっとしていたのがピンとするから。もうどこにでも行ってもいいように」

「どんな時でも輝く私に」。笑顔でそう答え、手際よくメイクをするのは、福島市に住む堀野智子さん、御年100歳。

堀野さんが生まれたのは関東大震災があった年で、戦時中に10代の青春時代を過ごすなど、日本の歴史を身をもって体験してきました。

10代の堀野さん

堀野さん「B―29(爆撃機)が頭の上を通ったんだから。食べ物の不自由さ、着るものの不自由さ。私の『捨てられない症候群』はそこからなんだ(笑)」