岡山県笠岡市在住の狂言師・田賀屋夙生さんが主宰する「田賀屋狂言会」の特別公演が岡山市北区の能楽堂ホールtenjin9で行われました。

田賀屋さんの次男・島田洋海さんが演じたのは岡山では28年ぶりという「釣狐(つりぎつね)」です。

猟師に一族を釣りとられた老狐が、僧に化けて狐狩りをやめさせるために説得に行くものの、わなの油揚げに食い付きたい衝動にかられ葛藤します。

跳ぶ、はねるなど過酷な演目として知られ、狂言師の総仕上げともいわれています。

また、田賀屋さんが奏者を演じた「佐渡狐(さどぎつね)」も披露され、滑稽なやりとりに客席からは笑いが起きていました。