幕末に建てられた長崎市最古の“町屋”がリノベーションされ、新たに人々をつなぐ場『梅香崎商店』として生まれ変わりました。
建物の所有者は、管理が大変なため、解体し駐車場にする予定でしたが、歴史的な建造物を残し、地域に活かしたいという人たちの熱意を受け、解体を中止し建物の管理を委託。レンタルスペースとカフェに生まれ変わることになりました。
「弊社が全てやるので残して頂けますか?」築170年の建物を解体直前に借り上げ

柱や壁は、およそ170年前、幕末に建てられたものが、そのまま使われています。

長崎市の新地中華街にほど近い梅香崎町に、このほど誕生した古民家レンタルスペース『梅香崎商店 Hana mo mimo(ハナモ・ミモ)』
長崎市に現存する最古の町屋です。

もともと駐車場になる予定だったこの場所を、長崎市で古民家のリノベーションなどを手掛ける『明生興産』が解体直前に借り上げ、レンタルスペースとカフェに改装しました。

明生興産 桃田 佳依主任:
「もう弊社が全てやるので、弊社が負担するので、貸していただけますか?残していただけますか?という思いから始まっています」

入口のカフェスペースは大きく改装しましたが、それ以外の黒い木材の部分は、築170年の建物をそのまま使用していて、“古いものを次世代につなぐ”という思いでリノベーションしています。
住吉 光アナウンサー:「“天井”や“柱”は、170年前のまま?」

明生興産 桃田 佳依主任:
「はい。そのまま弊社も何もせずですね、残したままです」