昨年の東京五輪後、5年振り女子日本代表監督に就任した眞鍋政義監督(58)。眞鍋監督は5月に行われた合宿初日にキャプテン古賀を支える「アシストスリー」を発表。島村、内瀬戸真実(30)、小島満菜美(27)を選んだ。

なかでも唯一、2016年のリオデジャネイロ五輪と東京五輪を2大会を経験している島村は、大会前のインタビューで「私がここにいる理由はパリ(五輪)でメダルを取るため」と代表に選出された理由を話していた。第4戦の世界ランク1位、アメリカ戦からスタメンで出場している島村はフィリピンラウンド登録メンバーのなかで、最長身の182センチ。コート内では「ジョン」と呼ばれ若い選手からも慕われている。
ここまで130得点でランキング3位の古賀と91得点の井上愛里沙(27)を各チームがマークしてくることは必須。そこで重要となってくるのがミドルブロッカーの島村の存在だ。「ミドルの存在感がなくなってしまうと、やはりレフトに2枚つかれて、レフトのスパイカーの負担っていうのが大きくなってしまうので、そこはちょっとなるべく早く入って相手のブロッカーを引き付けるっていう意識はしてます」。自分の与えられた役割を明確に理解している。
日本時間16日のブルガリア戦では平均身長が約8センチ高い相手に2本のブロックを決め、ブロード攻撃で相手をひきつけるなど、日本の勝利に大きく貢献した。初選出など若いメンバーが多い中、しっかりとベテランが存在感を示している。

日本(世界ランク6位)は今夜8時からタイ(世界ランク14位)と対戦する。