長崎地方気象台は17日午前5時57分、「大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報」を発表しました。

長崎県北部では、13日の降り始めからの降水量が500ミリを超えている所があり、平年の9月の1か月分の降水量を超えています。
17日夜のはじめ頃にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

朝鮮半島付近に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方では、大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、長崎県では17日昼前にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあります。
長崎県では北部を中心に、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害に厳重に警戒してください。
また、18日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

雨の実況

降り始め(13日22時)から17日5時までの降水量(アメダスによる速報値)
 平戸…596.5ミリ ※欠測を含む。
 松浦…516.5ミリ
 壱岐空港…264.0ミリ
 新上五島町有川郷…255.0ミリ
 壱岐市芦辺…204.5ミリ

雨の予想

17日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部・北部…60ミリ
 五島・壱岐・対馬…50ミリ

17日6時から18日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部・北部…200ミリ
 五島・壱岐・対馬…180ミリ

防災事項

土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。