秋の全国交通安全運動を前に、高齢者の交通事故を減らすため、地域の高齢者に交通安全を呼びかけるイベントが行われました。

東京・目黒区で行われた警視庁による高齢者向けの交通安全イベントには、地域の高齢者などおよそ400人が参加しました。

イベントでは、会場の高齢者が自転車のシミュレーターを体験するなどして安全な乗り方を確認しました。

このほか、世界30か国以上の国で公演活動をしている和太鼓グループ彩「WiNGS」による演舞も行われました。

警視庁によりますと、去年1年間、都内では自転車の交通事故で30人が亡くなりましたが、そのうち65歳以上の高齢者は半数の15人だったということです。

警視庁目黒署の宮本英行署長は、「交通ルールを守ることの大切さを改めて考えて頂けたら嬉しい。自転車に乗る前はぜひヘルメットを被って頂きたい」と話しました。

秋の全国交通安全運動は、今月21日から行われます。