太平洋戦争のミッドウェー海戦で沈んだ旧日本海軍の空母「赤城」について、アメリカの研究者らが設立した調査チームが、沈没して以来81年ぶりに海底で船体を撮影することに成功しました。
映像は、調査チームが今月8日から12日にかけて、ハワイ諸島北西の深さおよそ5100メートルの海底を潜水艇で撮影したものです。映像には、船首部分の菊の御紋がはっきりと確認できるほか、船体に設置された機銃や砲塔なども映っています。
「赤城」は1942年、太平洋戦争の戦況の大きな転換点になったとされるミッドウェー海戦で沈没しました。
「赤城」は2019年に音波探知機を使った調査で位置などは確認されていましたが、研究チームによりますと、映像で姿を捉えたのは1942年に沈没して以来81年ぶりとなります。
今回の調査では空母「加賀」と、アメリカ海軍の空母「ヨークタウン」の撮影も行われています。
ワシントンにある日本大使館は、「今回の調査は、今日の平和は戦争による犠牲の上に成り立っていることを改めて想起させるもので、(日米が)互いに協力を深めていることには意義がある」との声明を発表しています。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









