ふるさと納税が手軽にできる自販機が富山県小矢部市の商業施設に設置されました。

三井アウトレットパーク北陸小矢部のATMコーナーで、ひときわ目立つ緑色の機械。小矢部市が県内で初めて設置したふるさと納税自販機です。

この自販機は、運転免許証を読み取らせて、本人確認をするだけで、ふるさと納税ができます。

小矢部市企画政策課 平戸英寛さん:「ふるさと納税はインターネットからの申し込みがほとんどなんですけど、そういった方々以外の方にも、このふるさと納税自販機をきっかけにふるさと納税をしていただけたらなと…」

ふるさと納税自販機は、5000円、1万円、2万円から寄付額を選択し、カード決済をすると引換券が発行されます。

この引換券を総合案内所へ持っていくと寄付額の3割にあたる食事券を即日返礼品として受け取ることができ、店内にあるレストランやカフェなどで使用できます。

小矢部市によりますと昨年度のふるさと納税寄付額は3800万円あまりと、県内の自治体のなかでは、4番目に低くなっています。また、主な返礼品が特産の和牛などとなっていて、需要の増加に対応できない面もあることから今回、ふるさと納税自販機を導入しました。

小矢部市企画政策課 平戸英寛さん:「(小矢部市は)県内の他市町村と比べるとまだまだ寄付が集まっていないということで、これから色んな返礼品を工夫して加えることによって知名度をアップしてより多くの方に寄付いただけるようにしたい」