リニア中央新幹線を巡り、ルート予定地に住む山梨県南アルプス市の住民団体が工事の中止などを求めている民事訴訟で、15日に裁判官らが現地を視察しました。

この裁判は、リニアのルート予定地に住む南アルプス市の住民らが日当たりの悪化で健康や生活に悪影響が生じるなどとしてJR東海を相手取り、工事の中止や慰謝料の支払いなどを求めているものです。

これまで原告側は裁判所に現地視察を求めていて、15日に甲府地裁の裁判官らが笛吹市や都留市の山梨リニア実験線の沿線4か所を視察しました。


原告団代表 志村一郎さん:
とにかく知らなきゃ正当な正しい判断ができないということで、そういった意味ではほんとうによかったなと思います。

9月19日には、南アルプス市内の原告住民らの所有地などを視察する予定です。