長崎北部には午後1時現在、土砂災害・浸水害の大雨警報が発表されています。
引き続き、15日夜のはじめ頃にかけて土砂災害、浸水や河川の増水に厳重に警戒してください。

長崎県北部では、降り始めの降水量が400ミリを超え、平年の9月ひと月分の2倍を超えています。

長崎地方気象台は15日午前11時30分「大雨と落雷及び突風に関す気象情報」を発表しました。

それによりますと、
15日夜のはじめ頃まで土砂災害に、
15日昼過ぎまで低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

長崎県では、対馬海峡付近に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、15日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあります。

これまでの大雨により地盤が緩んでいる所や洪水の危険度が高まっている河川があり、引き続き、土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

雨の実況

降り始め(13日22時)から15日11時までの降水量(アメダスによる速報値)
 平戸…484.0ミリ
 松浦…422.5ミリ
 壱岐空港…191.5ミリ
 新上五島町有川郷…160.5ミリ
 佐世保市干尽町…154.5ミリ

雨の予想

15日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部…30ミリ
 北部…60ミリ
 壱岐・対馬…30ミリ
 五島…30ミリ

15日12時から16日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部…80ミリ
 北部…120ミリ
 壱岐・対馬…80ミリ
 五島…80ミリ

防災事項

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。