先祖の因縁を教えこまれていた。教義で…

すぐに女性は偽造された委任状で、息子の定期を解約、全額を引き出し献金したといいます。

富山県在住の元信者の女性:「182万2000円ですね。全額おろしました。一気に全部おろしました。詐欺やと思っていますけどね。自分も罪を犯したと思っています」

記者:「そのときは断れる雰囲気じゃなかった?」
富山県在住の元信者の女性:「なかったですね」

2020年の富山県知事選、新田八朗氏の決起集会の映像。その中に、委任状の偽造を指示したとされる婦人部長がいました。婦人部長は、教会の中では教会長に次ぐほどの幹部信者。たびたび献金を迫られたといいます。

富山県在住の元信者の女性:「私が“(献金)できない”というと、“お金がないからできない”というと“あなたのそういうところが駄目ながや”って言われるんですよね。それは人の前でも言われました。ほかの人の前でも言われましたね。“神様には喜んで捧げなさい”言うて」

「地獄で苦しむ先祖を救わないと家族が不幸になる」と恐怖心も植え付けられたといいます。

富山県在住の元信者の女性:「先祖の因縁をずっと教えこまれていましたので教義で。やっぱりそれ(献金)をせんと、この家系には幸せが来ないのかなと、孫たちにも、いい血統が流れないのかなと思っていましたので、仕方なしで、やっぱり指図された通りにしてしまいましたね」