不正製造問題などに揺れたジェネリック医薬品業界ですが、富山県内の医療関係者を対象にジェネリック医薬品の品質管理などについて学ぶ研修会が14日開かれました。
富山県が主催するこの研修会は、ジェネリック医薬品の理解を深めようと毎年開いているもので、この日は県内の医師や薬剤師ら12人が参加しました。



ジェネリック医薬品業界をめぐっては、おととし日医工で医薬品の不正製造が発覚。県から業務停止命令を受け現在も製品の製造や出荷に影響が出ています。
今回は富山市の医薬品メーカー・ダイトの担当者が、品質の管理方法について説明。不正が起きないためには、医薬品の製造から出荷までの過程を評価・検証を徹底して行えるかが最も重要であると訴えました。

参加した薬剤師:「現場の方は日々努力しているのはよく分かりました。(医薬品が)まだ一部足りなくて、早く安定して薬を供給してもらいたいです」

医薬品の供給不足は現在も続いていて、研修会を主催する県は、ジェネリック医薬品の信頼回復と、使用促進に向けてこうした研修会を続ける方針です。

