祭り囃子が街に響き、秋の訪れを告げています。「盛岡秋まつり」が14日始まり、4年ぶりの通常運行となった盛岡山車が市民を魅了しています。

盛岡山車の運行は、藩政時代、盛岡のまちづくりが完成したことを祝って始まったとされ、300年以上の歴史があります。新型コロナの影響で3年前とおととしは中止、去年は山車の数を2台に減らしたため、通常運行は4年ぶりです。
今年は盛岡八幡宮例大祭に合わせ10台の盛岡山車が奉納され、14日から3日間、「やーれやーれ」の掛け声と太鼓の音を響かせながら市内を練り歩きます。
初日に沿道に集まった市民や観光客は、飾り付けられた豪華絢爛な山車に魅了されていました。

(見物客)
「91歳です。嬉しくて嬉しくて来てみました」
「今年は(山車が)多くてね、とってもいいですね。楽しませてもらいました」
「パレードは初めて見たので、大迫力でびっくりしました。すごいですね。太鼓の音が響いてすごかったです」
「楽しかった。かっこよかった」

観光コンベンション協会の山車には、盛岡市の友好都市である台湾の花蓮市から訪れた魏嘉彦(ウェイ・ジャイェン)市長など40人がパレードに参加し、沿道の市民が拍手で歓迎しました。
「盛岡秋まつり」は15日午後6時、盛岡の大通りで「盛岡山車大絵巻パレード」が行われ、再び10台の山車が一堂に集まります。