同時流行で薬局は“風邪の症状を抑える薬”が足りない!
影響は、他にも広がっています。
(大野和之記者)
「名古屋市中川区の薬局に来ています。薬不足の影響が続いていて、こちらの咳止めの薬は残り10錠です」

名古屋市中川区の大島薬局。医師の処方箋が必要な「処方薬」の調剤と「市販薬」の販売の両方を行っていますが、最近は特に処方薬の調剤で使う“風邪の症状を抑えるための薬”が不足しているとのこと。

(大島薬局・大橋弘治さん)
「一番よく出ている咳止めがこちらになるんですが、今在庫が40錠しかないです。発注もしているが入ってきていない状態。なくなってしまった時に違う種類の咳止めを使おうと準備している」
2020年のコロナ禍から薬不足は慢性的に続いてきましたが、最近の薬不足の原因はやはり…
(大島薬局・大橋弘治さん)
「コロナの患者が増えているのと、インフルエンザも流行ってるし、それ以外の風邪も流行っている」
コロナの変異株とインフルエンザが同時流行していることで、風邪の症状を抑える薬の需要が再び増加し、生産が追いつかなくなっていることが考えられるということです。店の利用客に話を聞いてみると…

(利用客)
「母がコロナになって私も4日くらいたってからコロナ陽性と言われたが、その時(8月)はまだ薬を頂けていたんです。これからどうなるか少し心配」
(大島薬局・大橋弘治さん)
「(薬の)安定供給はもう少し先なのかなという感じがします」
こちらの薬局では、「早め早めに薬の発注をかけつつ、足りない薬は他のもので代用して乗り切っていくしかない」と話しています。















