電話応対の技術を競うコンクールの岩手県大会が14日盛岡市で行われました。参加者は丁寧な言葉づかいを意識しながら、利用客によりよい提案をしようと熱心に応対していました。

このコンクールは電話応対のスキルアップを目的に公益財団法人日本電信電話ユーザ協会が30年以上前から行っています。
新型コロナの影響でリモート開催が続いていましたが、今回4年ぶりの通常開催です。

「おはようございます。私食事の宅配サービスを行っている『ユーザー食品サービス』の山下と申します」

14日は地区大会を勝ち抜いた22人が出場しました。今年の問題は、食事の宅配サービスをホームぺージから注文した客に対し、確認の電話をかけるというものです。客からの電話を受けるのではなくこちらからかける設定は今回初めてです。

参加者は丁寧な言葉づかいで、客の利用目的や食事制限の内容を聞きながら、より良い商品を提案していました。

(参加者)
「4月に入社したばかりで、勉強も含めて今回挑戦した。普段相手にしているお客さんにも同じように気持ちをもって対応できればと思う」
「岩手の人は寄り添う気持ちがある県民性だと思うので、私も普段通り電話で市民の方と向かい合っているように話せば大丈夫かなと思って、いつも通り取り組みました」

審査の結果、盛岡市役所の吉田真由美さんが優勝となり、10月に札幌市で行われる全国大会への出場が決まりました。岩手代表の出場者は、おととし全国大会で優勝していて、今年も上位進出が期待されます。