妊産婦の不安に向き合う
日本女性財団などが全国の妊産婦を対象に行ったアンケートによると、妊娠について「不安」「やや不安」を感じたと答えた人の割合は、67.6%と7割近くを占めました。通常、妊婦検診は、妊娠23週までは4週間に一度しか行われず次の検診を待つ間に、不安やストレスを感じる傾向があるということです。

ボーダー 高多直晴代表:
「潜在ニーズとして、お腹の中の赤ちゃんを見たいというもの。特にコロナ禍で、これまで夫婦で産科に通うことができたのが出来なくなった」
こうした中、医療支援などを行う東京の企業が2021年から始めたのが「家庭用エコー」のレンタルサービスです。

仙台市内に住む今田悠介さんと妻の美咲さん。妊娠初期に不安を感じた時、インターネットで調べ家庭用エコーを知り利用を始めました。専用のアプリで自宅でもお腹の赤ちゃんの様子を確認できるといいます。

今田美咲さん:
「胎動がわかるまでは、赤ちゃんは本当にちゃんとここにいてくれているのか心配でしたし、初めてなので全く見通しが立たないこともすごく不安で、そういった時に、少しでも自分の身体について知ることができてよかった」