富山県高岡市の50代の女性が年金事務所を名乗る男から、年金の過払い金があるなど持ちかけられ149万円あまりをだまし取られました。

詐欺の被害にあったのは、富山県高岡市に住む50代の女性です。

警察によりますと、9月5日午後1時ごろ、女性の自宅に年金事務所のタナカを名乗る男から電話があり「緑色の封筒は届いていませんか」「年金の過払い金があります」「本日中であれば銀行振込での対応が可能です」などと言われました。

女性は年金の過払い金が返ってくると思い込み、タナカに銀行振込を依頼。

その後、サポートコールセンターのオジマを名乗る男からATMに行くよう電話があり、女性は、指示されるままATMを操作しましたが、男は何度も「エラーを感知しました」などと言い「また電話します」と言い残して電話を切ったということです。

不審に思った女性が振込用紙と通帳を確認したところ、3回にわたり複数の口座に送金していることが判明。被害額は149万8529円でした。

警察は「過払い金がある」などと、ATMで手続きをさせようとするのは、特殊詐欺の手口だとして、官公庁や金融機関に確認してほしいとしています。