ガチャを発案したのは、この店を営む佐藤敦俊さん。

(佐藤さん)「『一期一会を何度でも』みたいなことを掲げていて、その人に会いに行ってお話して特典をゲットするみたいな。地域の人っていうのは観光スポットになるんだというところがあって、それで企画しました」

去年7月に、6人の村民からスタートした「村民カード」は、1年余りで58人まで増加!

小学生から、80代のおばあちゃんまでバリエーション豊かです。

カプセルには他に、「コーヒー1杯無料」などその村民に会いに行くと受け取れる特典のチケットが入っています。

(佐藤さん)「中には白馬らしいプライスレスなチケットもあって、例えば白馬で白い馬、白馬で白馬に乗れる体験だったり、あとはスキージャンプ選手がスキージャンプ競技場を案内してくれるとか、あと面白いのが我が家のホームステイ券とかあったり」

(記者)「佐藤さんのうちに泊まれる!?」

(佐藤さん)「そうなんです。旅行先の地域の方の家に行くって、テレビ番組ぐらいしかないと思うんですよね。それが村ガチャを通じて行われれば、すごく面白いんじゃないかなと」

1回500円で始まる、思いがけない出会いと体験。

ガチャは現在、11か所に設置されていて、白馬駅前のコーヒーショップもその1つです。

(HAKUBA COFFEE STAND 大石学さん)「つい1ヶ月くらい前かな。わざわざガチャガチャだけをしに別府から来ましたって言われて、そういう意味ではすごいなって思って。最近は天気がいい日は(ガチャを)外に出してるんで、なんか気づいたらカプセルがなくなっているので、すぐ佐藤くんに連絡してカプセルないのでって補充してもらってます」

村ガチャの利用者は観光客が8割、地元の人が2割ほど。

ひと月で合計300回ほども回されているといいます。

この日はあいにくの雨で、利用者には出会えませんでしたが…

(記者)「噂の村ガチャ、私もやってみます!500円を入れて…何が出るかドキドキします。出てきたカプセル開けてみます。どんな出会いが待っているのか…まずは村民カード。かわいらしい女性の写真が出てきました。そして特典チケットは…ベアーズカフェハクバ…アイスクリーム1カップ無料。暑い時期にはうれしいですね!」

ということで、さっそく引き当てた村民に会いにいきます!