オミクロン株の「XBB.1.5」系統にも効果が出るように改良したモデルナ社のコロナワクチンについて、厚生労働省は国内での使用を承認したと発表しました。

製薬会社のモデルナは、「XBB」系統に含まれる「XBB.1.5」にも効果が出るように改良した新しいワクチンについて、今年7月、厚労省に承認を求める申請を行っていました。

厚労省はきょう、このワクチンについて国内での使用を承認したと発表しました。接種の対象は6歳以上の人で、XBB.1.5系統だけに対応した「1価ワクチン」だということです。

今月20日に始まる生後6か月以上の全ての人を対象にした無料の“秋接種”では、ファイザー社の「XBB」系統に対応したワクチンを使用することが決まっています。

モデルナ社の新たなワクチンについては今後、厚労省の専門部会で了承されれば“秋接種”に使用されることとなります。