人手不足が懸念される建設業界で、生産性の向上が期待されます。
山口県内で初めて導入された建設用3Dプリンターの見学会が、下関市でありました。

山口県下関市の総合建設業・コプロスで行われた見学会には、若い世代に関心を持ってもらおうと、地元の小学生らが招待されました。

3Dプリンターで、道路の側溝に雨水を集める「集水升」を製造する過程が披露されました。パソコンから設計データがプリンターに送られ、モルタルの原料が何層にも積み重ねられます。

この升は成形などに高い技術が必要で、通常、1基つくるのに経験のある職人は3~4日かかりますが、プリンターでは2~3時間でできるそうです。
3Dプリンターの導入により、職人の高齢化など、将来的に人手不足が懸念される建設業界で、生産性の向上が期待されます。

勝山小学校6年生男子
「最新の機械を使った職場体験ができてすごくよかったです」

勝山小学校6年生女子
「コンクリートで人型という難しいものも造れて、造れるということを聞いて、少し驚きました」

製造された集水升は、コプロスが工事を行う下関市内の国道で、実際に使用される予定です。