富山市の木造建築会社「ジュープラス」は、今月5日までに富山地裁に自己破産を申請していたことがわかりました。負債総額は約2億5000万円とみられています。
帝国データバンク富山支店によりますと、木造建築会社の「ジュープラス」は1986年(昭和61年)9月に個人創業し、2003年(平成15年)4月に法人化しました。
高気密、高断熱の家づくりをテーマに比較的ローコストで顧客に提供してきたほか、テレビコマーシャルなどの広告宣伝を展開するなど攻めの営業を行い、最盛期の2018年3月期の売上高は約4億2000万円を計上していました。
しかし近年は木材価格の高騰および同業他社との価格競争に巻き込まれ、2023年3月期の売上高は3億円まで落ち込んでいました。
収益面でも採算性の乏しい工事請負が増えて赤字計上が続き資金繰りは悪化、先行きの見通しが立たなくなり、今回の措置となりました。負債総額は約2億5000万円とみられます。