改選後初めてとなる盛岡市議会(岩手・定数38)の臨時議会が11日始まりました。初日は正副議長が選出され、議長に遠藤政幸議員(62)=7期=、副議長に大畑正二議員(68)=6期=が就任しました。

盛岡市議会は2007年から2年おきに議員の任期満了を待たずに正副議長が交代していて、議長は所属議員の最も多い第1会派から、副議長はその他の会派の議員が就任する慣例となっています。11日の本会議で行われた投票の結果、議長に遠藤政幸議員、副議長に大畑正二議員がそれぞれ当選しました。2人は過去にもそれぞれ議長、副議長を経験していて、今回が2度目の就任です。遠藤議長は議場で「市民福祉の向上と市勢発展へ全身全霊で頑張る」と抱負を述べました。

盛岡市議会の会派勢力は、遠藤議長が所属する盛友会が改選前より1人増えて引き続き最大会派となっています。次いで大畑副議長が所属する創盛会と共産党市議団がそれぞれ5人で並び、選挙前に第2会派だった市政クラブ、公明党の順となっています。このほか会派に属さない議員が4人います。

また、11日は内舘茂市長が今月2日の就任後、初めて市議会本会議に臨みました。冒頭、議員に向けて「市民の視点を取り入れ、議員、市民、職員と力を合わせ、より優しくより強い盛岡をつくっていく」と訴えました。臨時議会は12日も行われます。内舘市長が施政方針を表明する10月定例会は来月上旬に招集予定です。

◇盛岡市議会の会派構成は以下の通り(かっこ内は改選前比)
盛友会17人(+1)創盛会5人(+1)共産党市議団5人(±0)
市政クラブ4人(-4)公明党3人(±0)会派に属さない議員4人(+2)