イタリアのメローニ首相が中国の李強首相と会談した際、巨大経済圏構想「一帯一路」から離脱する方針を非公式に伝えたとアメリカメディアが報道しました。

アメリカのブルームバーグ通信は10日、“イタリアのメローニ首相が9日にインドで中国の李強首相と会談した際、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」から離脱する方針を非公式に伝えた”と報道しました。

イタリアは2019年にG7=主要7か国として唯一、「一帯一路」への協力の覚書を結びましたが、“経済的な恩恵が乏しく、期待した成果が得られなかった”として離脱を検討していました。

中国はイタリアの引き留めを続けていたことから、ブルームバーグ通信は“イタリアが中国による貿易分野での報復措置を懸念している”と伝えています。