アフリカの食糧難に悩む子どもたちに、刈り取ったばかりの新米を送って支援しようという取り組みが富山で続いています。11日は、園児たちが、ことしの新米の刈り取り作業を手伝いました。
食糧難の地域にコメを送るこの取り組みは、富山県内の労働組合でつくる「食とみどり、水を守る富山県民会議」が2002年から毎年行っているものです。

11日は富山県滑川市にあるおよそ370平方メートルの田んぼで、地元の「やなぎはら保育園」の年長児14人が、5月に植えたコシヒカリのイネを鎌を使って丁寧に刈り取っていきました。



園児:「難しかった」
記者:「どんなところが難しかったですか?」
園児:「切るの」
記者:「誰に食べてほしいですか?」
園児:「マリ共和国のみんなに。楽しかった。またやってみたい」



支援米の取り組みは20年以上続いていて、園児たちは、地元の農家の手ほどきを受けながら、腰の高さほどあるイネを手際よく刈り取りっていました。
支援米は210キロほどになる見込みで、アフリカのマリ共和国に届けられる予定です。



